彼の覚悟の話を書いておきたくて

ご無沙汰しています。

あまりにも傑作だった『絢爛とか爛漫とか』、そして現在上演中の『派』。

本当はめちゃくちゃその感想を書きまくりたいのですが、私事ですが急遽転職活動などせねばならなくなり、絢爛とか~の公演中から気持ちも不安定で、色々バタついておりまして。

 

まあ、それはそれとして観劇はしています。生きるための必要な活動ですので。

『安西慎太郎の芝居を見ると明日も頑張れる』理論を、観劇のたびに感じています。

ありがとう安西くん。

(『派』の阿嵐くんのただの桜ちゃんファンっぷり、いじらしいけど時々すごくいたたまれなくて大好きです。セイギノワコの最中、窓枠の外で変なステップ踏みながら陶酔してる時が特に(笑)。)

 

ところで先日、安西くんが決意表明のブログを書いてくれました。

今日はその話だけ書いておきたくて。

ameblo.jp

もう、通勤電車の中で涙こぼれましたよね(実話)。

 

安西くんはよく自分の人生や心の容量を『スーツケーツ』に例える事があります。

(『皆様の拍手をスーツケーツに詰めて帰ります』がカテコでの彼の鉄板の挨拶です)

あと多分今でもそうだと思うんですけど、物理的にもすごく荷物持ちな人なんですよね確か。大きなリュック背負ってたり、地方公演の荷物がデカいって植田くんから言われていたような。

そんな彼が『全部を捨てた』と言い、インスタに空っぽのリュックサックを描いたり。

 

これは彼にとっての、結構な決意表明なのだと思います。

安西くんは以前から『挑む』事に貪欲で、しかもそのチャレンジでしっかり成長ができる人です。

安西くんの一番の才能は、自分の可能性を信じ、結果が出るまで努力し続けられる事だと個人的に思っていますから、きっと今回も七転八倒しながらいいものを作ろうとしてくれるんじゃないかなあと思っています。

(その努力や苦しみを、決してこちらに吐露してこないのが彼のカッコいい所なんですが)

 

『絢爛とか~』のパンフでもフリーになって思い悩んでいたようだった彼が、出した結論がいっちばん厳しい一人芝居。それも独白。

 

『だから、観に来てほしい。
応援してほしい。
みんなの力貸してほしい。』

 

こちら側に観に来てほしいとは言っても、力を貸してほしいだなんて初めて聞いた。

 

デビュー後初座長だった、2015年の『戦国無双』の稽古前、以前に共演経験があった和田雅成くんに「支えて下さい」とメールした、あの逸話をなんとなく思い出しました。

安西くんはこういうとこが相変わらずです。こういうとこが悔しいほど好きです。

シンプルな言葉で、こちらの心臓を掴んで離さないような事を言っちゃう。

彼も戦おうとしてるなら、私も頑張ろうって素直に思わせてくれる、そういう彼の文章が好きです。

デュラララ!の出演も決まりましたし、来年は忙しいぞ。

私も頑張ります。